Vocagraphy!の基本的な使い方をご紹介します。
難聴児の療育を想定した例ですが
使い方はどなたでも同じですので
ぜひお試し下さい。
1. 教材を作る前に
1-1. まずは子どもに覚えてもらいたいモノの写真を撮ります。
注意)スマホにインストールされている「カメラ」アプリを使用します。
例として、子どもの「はきもの」をいくつか撮影します。ここでは「スニーカー」「ながぐつ」「うわばき」の撮影をします。

1-2. 撮影した写真を編集します。
注意)スマホにインストールされている「写真」アプリを使用します。
必要な箇所だけ、適当な大きさになるようにトリミングをします。必要に応じて明るさやコントラストを調整すると見やすくなります。

では、「Vocagraphy!」を立ち上げましょう!
まずは「編集モード」で作業を進めます。
左下のカードアイコンが青くなっていることを確認して下さい。

2. Vocagraphy!でフォルダとカードを作成
2-1. まずはフォルダを作成し、「はきもの」と名前をつけます。
言葉を分類することで、。小さなお子さんの場合は「くつ」でも良いでしょう。単語だけ覚えるのではなく、何の仲間なのかも同時に理解できるようにしましょう。いずれ、さまざまな情報が頭の中で結びつき、コミュニケーションに役立ちます。

2-2. 次にカードを作成し、「スニーカー」と名前をつけます。
まず、「はきもの」フォルダをタップして中に入ります。次に、新規カードを作成して「スニーカー」と名前を入力し、「完了」ボタンをタップします。

カタカナがまだ読めないお子さんの場合は「すにーかー」と入力し、スペースを空けて「スニーカー」と入力すれば、カタカナにも慣れていくことが出来ます。
2-3. カードに画像を取り込みます。
カメラのアイコンをタップすると、画像を読み込むことが出来ます。先ほど撮影・編集した画像を選んでカードに取り込みましょう。

2-4. 最後にメモ欄に補足情報を入力します。
メモに補足情報を書くことで、一つの言葉から他の言葉や概念を理解することへとつながります。例えばスニーカーなら、「うんどうぐつ」や「したばき」とメモをしておきます。

「ながぐつ」と「うわばき」も同様にカードを作成しましょう。
3. 名前を覚える
勉強の進め方は、難聴の種類やお子さんの状況によって様々です。家庭学習の時や電車やバスなどで移動している時など、画像やメモを見ながら楽しく覚えてもらいましょう。
3-1. カードを一つ選んでタップすると、全画面表示になります。

3-2. 画像を見ながら言葉を覚えましょう。
3-3. メモを見ながら話をふくらませましょう。
3-4. カードの切り替えと評価ボタン
「>」をタップすると次のカードへ、「<」をタップすると前のカードへ移動します。中央に表示されている「?」は、まだ評価をしていないことを表しています。この後クイズを行いますが、お子さんが答えた後に3段階で評価をして表示を変更します。

覚えたらクイズをしましょう。
4. クイズをする。
4-1. クイズモードに切り替える。

4-2. 1枚ずつクイズをする。

4-3. 答え合わせをする。

4-4. 評価をする
解答したら評価をします。下の「?」をタップすると顔文字が表示されます。正解だったら一番右の「スマイル」、少し間違えていたら右から2番目の「しかめっ面」、答えられなかったら左の「泣き顔」を選択します。

デフォルトの評価アイコンは 顔文字ですが、「○」「△」「×」に変更することも可能です。右上のメニューボタンから設定に進み、「評価アイコン」をタップして設定を変更して下さい。